こんばんは〜。
今月も月1投稿目標達成です!

とは言え,何を書こうかしら…
(音楽のこと以外で!)
ネタが逆にいろいろありすぎてとっ散らかっているので,落ち着いて!と自分に言い聞かせる💦
アラレちゃん模写のことを書きたいと思います!

先日,アラレちゃんの模写をしたんです。
インスタにアップしてあります。
もちろん,漫画家・鳥山明先生トリビュートと絵の勉強のために。
もともと鳥山明先生の絵がすごいことは重々承知だったのですが,模写してみて本当に驚きました。

まず驚いたのが,顔と体の比率です。
単純な2頭身ではなく,微妙に胴体のほうが長い。
計測したら,こんな数値,
顔・胴・脚=7.5・5.3・3.2cm
顔が一番大きいんですよ!
しかも顔の中で一番目が大きい。下唇が顎より下がっている。首がない。
口の中が真っ黒なのに自然にみえます。
これだけヒトのスタンダートからはずれているのに,ちゃんとヒトに見えるの。
デフォルメの天才ですね。

さらに左右が完全にシンメトリーではなく,ちょっと変えてるんです。
例えば,ズボンの股のラインとか,顔のヘルメットの影の部分とか。
あと,一見平面的に見えるのですが,実はそんなことなくて,やりすぎない程度に立体的になるように非常に細かいところにも描写を入れています。
イラストと人物画の絶妙なところでデザインされています。

そして,色塗りでも驚きました。
ファッションセンスもおしゃれですし,色使いが派手なはずなのにそう見えないんですよね。
おそらく,紫ベースにしてるから,品が保たれているんじゃないかと思います。
ステッチの前後関係もきちんと描かれていたり,靴紐も紐の先はきちんと丸めてあったり,細部まで表現されています。単純に見えてとても芸が細かいんです。

描き終わった後も,何度まじまじと見たことか!
これをゼロから生み出した鳥山明先生にひれ伏してしまいます。
「びっくらこいた!」わけです〜。

ちなみに,アラレちゃんのほうが描写が凝っていて,ドラゴンボールのほうがざっくりしていますね。
おそらく,アラレちゃんで凝りすぎた反省から,手数を減らすためにドラゴンボールではもう少し単純化したんじゃないでしょうか?
だっていくらアシスタントさんいたって,これだけ細かいの描くの大変だもの。
漫画家さんってすごいな〜。尊敬しかないです!

私が模写した際に使った画材も念のため。
・呉竹のカラー筆ペン・クリーンカラー リアルブラッシュ:イラスト向きです。細かい描写で水彩風に濃く色をつけたい時に重宝します。
・パイロットのスーパープチ(細)の黒とコピックのマルチライナー黒:ペンは耐水性のものを使います。
・紙:ヴィファール細目,F0。筆ペンだとパルプ紙のほうが描きやすそうです。安いしね!

RIP 鳥山明先生